時間の計算が下手すぎて若干自己嫌悪に陥っています。
どうも星野です。
今回は1月12~13日に東京ビッグサイトで開催されていた「ハンドメイドインジャパンフェス冬2019」のイベントレポートを書きました。
大好きな作家さんたちがまさかのデザフェス落選という、星野にとっては一大事が起こったので、「是非このチャンスにお礼を述べに行かねば」ということで、同伴者なしの単騎出陣を決意したわけであります。
まずこのイベントの概要から。
主催はハンドメイド作品のネット通販大手のCreemaさん。
インテリアからファッション、アクセサリー、フード、ライブペイント、音楽イベントなど、様々なジャンルのクリエイターさんたちが集うイベントです。
ワークショップなども多かったのが印象的でした。
チケットの値段は前売りで1200円。
デザフェスと比べると400円ほど高めですが、クレジットカード決済ができる出展者さんも多く、また家族連れがデザフェスに比べて多いという印象を受けました。
おそらく開催時期と混雑具合(デザフェスは毎年もみくちゃになります)や、休憩に使える座席の多さ、ブースごとの通路幅の広さから、子どもとはぐれたり作品を傷つけたりすることもなく、休憩も比較的簡単に取れるというのがあるからでしょう。
外国から来たと思われる男の子と英語で会話できたのも、このイベントでの小さな、しかし幸せな出来事のひとつです。
今回私が足を運んだブースは4つ。
予算の関係上多くは回れなかったのですが、名刺を頂戴した方もここにガンガン書き込んでいきます!!
まずは親友のプレゼント選びに伺ったのが、whip-yun(Twitter→@whip_yun)さん。ブース番号はB-9です。
こちらはアクセサリーの販売をされていました。
特徴はワイヤーフラワー(ワイヤーで作った花びらをフレームとして、マニキュアで膜を作って着彩するもの。マニキュアフラワーとも。)で製作された、精巧な桜・椿・白梅のネックレスやイヤリングの数々。
この作家さん、実は本にも作品の作り方を掲載されているという方なのでした。
リアルかつ上品なのもうなずけます。
お値段も1900円とリーズナブル。私は白梅を親友のために購入させていただきました。
続いて向かったのが最愛のアクセサリー・服飾作家であるCandy Chandelier Cityさん(Twitter→@candy_c_city)のブース。番号はD-49でした。
この方は熱で定着するインクによって淡い色をレースや布地に着彩し、イヤリング、バレッタ、シャツやワンピースなどの服飾雑貨を製作されています。
私は初めて参戦したデザフェスvol.45で、ふわふわかわいいバレッタを発見し、その場で購入に至ったのですが、その作品の生みの親がこの方なのです!!
私にとっては「自分の好きなもの、かわいいと思ったものを大切にする勇気」をくれた作家さんなのです。
というのも、私の私服はレトロガーリーだったりクラシカルだったり、普通の女子大生(あるいは同年代の女性)が着るものとは違います。
ヴィンテージ風が大好き、ゆめかわな感じも大好きというサブカルまっしぐらな私も、「お前はブスだからフリルやレースは似合わない」と他人から言われることがあります。
でも、だからどうした。
私は私の好きなものを身にまとって生きていくのだ、好きなものは否定しなくてもよいのだと考えるきっかけになったのが、このCande Chandelier Cityさんの作品だったのです。
ということで、通販で買ったイヤリングと、以前買ったバレッタをフルで装着し突撃。
「付けてくださって嬉しいです」「とってもお似合いです」だなんて嬉しいお言葉まで頂いて私はどうすれば~~~~!?!? と若干脳内がパニックでしたが、直接「ありがとうございます」とお礼を伝えられて本当によかったです。
その後向かったのは推しのハードカバーノート作家さんであるテルコ雑貨店さん(Twitter→@terukozakka)のところです。ブースNO.はE-9。
テルコ雑貨店さんの最大の特徴は、世界各国をまわって買い付けた紙や布地を表紙に使ってハードカバーノートを手作りされているところです。
私はこれで4冊目のノートを買ったわけですが、これまでもフランスのドレスの生地、タイのブルーバティック、日本の吉祥紋の着物などなど、表紙のバリエーションは本当に多岐にわたります。
今回はイタリアで買い付けたというマーブルペーパーのノートに決定。
クジャクの羽みたいでとってもきれいです。
日本で買うと高いし、毒々しい色ばっかりなので、イタリアの工房に行ったら奥まで見せてもらえたという裏話までお聞かせくださいました。
もったいないから使えない……と思われるかもしれませんが、ここのノートは200ページあるんです。
たっぷり大容量!!
私は考察を書き留めたり、美術館で鑑賞した時のメモなどに使っています。
しおりも付いているし、ハードカバーだから立って書いても負担が少ないので助かっています。
足向けて寝られません。
その後はいろいろな作家さんの作品を鑑賞するタイムに入りました。
B-380の関根優歌さん(Twitter→belcana_y)は青い色がお好きだそうで、私にも「この青と紫の中間みたいな、何とも言えない色、よくないですか!?」と力説してくださいました。
買わなかったのにこんなにアツく語ってくれるとは思っていなくて、すごく驚いたし、次にお会いする機会があればまたお話したいです。
ゆめかわでヒットしたのはB-15のswantailorさん(Twitter→@swantailor)。
ふわふわ、スイートでキュートなアクセサリーがたくさん。
ブースも大盛況でした。私もいつかほしい……
そしてB-394のきのこぽんさん(Twitter→@kinokopon_pon25)。
本物のパズルに星空を描いてアクセサリーにしているという、その発想に脱帽です。触らせてもらいましたが、とても軽くてストレスフリーですし、つやつやしていてきれいでした。
最後のお買い物はB-194/195のAccessoryJapanさん(Twitter→@pinnacyoco)。
売り子のお姉さんと意気投合し(笑)、試着させてもらったのですが、このピナチョコという製品すごいです。
耳たぶが痛くならないイヤリングなんです。
シリコンを使い、耳たぶの裏側と耳のくぼみに引っ掛けて使うので、大きいイヤリングでも落ちないし痛くない!!
これはもはや革命です。アイデアを生んだ人本当にすごいです。
ピンク色の可愛いイヤリングを購入させていただきました。
こんな感じで満喫しきった私ですが、ハンドメイドとはやっぱり熱意がないとできないことだと思いました。
だって、アクセサリーや洋服をはじめ、およそハンドメイドできる製品は工場などで生産され、目につく場所で安価に売られているのですから。
それでも「手作りにこだわりたい」「一点物がいい」と思う人たちがいて、自分の思い描く「誰にも真似できないオリジナル」を作り上げるのです。
何年か前のセンター試験にも載った、佐々木敦さんの「未知との遭遇」ではないですが、歴史は繰り返すものであり、流行り廃りがあり、その時々でヒットするものしないものがあり、類似品が生まれるのは仕方がないことなのかもしれません。
けれどもそこに「私には私の『好き』があるんだ」と、時には採算を度外視してでも作ってくださるクリエイターさんには、本当に尊敬の念を抱くほかありません。
私も趣味でアクセサリーや洋服を作りますが、これを仕事にするってすさまじいことだぞと毎度思っています。
そんな日本や海外の、たくさんの多彩な「私だけの作品」を持つ方々を、私はこれからも応援していきたいと思います。
今回のお話はここまでです。
今週末もイベント目白押しなので、そのお話もします。
それでは、また。