ゆったりまったり雑記帳

その名の通り、雑記帳です。

学校でTRPGってどうよ【ブログ・note共通記事】

三連休は美術館に行き倒しました。
どうも星野です。

最近noteを始めました。

そちら限定の記事も書くので、読んでくださると嬉しいです。

今回はブログとnoteの共通記事ですので、お好きな方でお読みください。

今日のお話は「学校教育とTRPG」です。

私はTRPGが大好きで、月に一回同級生と集まって卓を回しているのですが……
ひとまず、「何それ?」という方のために解説を。

 

TRPGとは、テーブルトークロールプレイングゲームの略称です。
非電源ゲームの一種で、会話とサイコロ(ダイス)の出目によって行動が決まるのが特徴です。
剣と魔法の世界からホラーものまで、様々な種類の「システム」(世界観や設定、ルールのこと)が存在します。
有名どころはソードワールドとか、クトゥルフ神話とかでしょうか。
私はクトゥルフのシナリオを書いていますが、めちゃくちゃ楽しいです。
会話やその日の運によって話の展開が大きく変わるので、同じシナリオでも結末が変わります。本当に一期一会という言葉の似合うゲームです。
私は高校時代からやっていますが、飽きないですね。
何度やっても新たな発見がある。とっても素敵なゲームです。

 

そんなTRPGを、教育現場に持ち込めないか? という問題提起をするのが今回の趣旨です。

 

そう思い始めた直接のきっかけは、TRPGというよりは「リアル脱出ゲーム」だったのです。

2017年の春先に、ダンガンロンパV3のリアル脱出ゲームがあるから行こうと後輩に誘われたのですが……
もうめちゃくちゃ面白かったです。
自分の知識やアイデアを駆使してなんとか脱出を試みるところがTRPGと共通していて、白熱した頭脳戦にドキドキした記憶があります。
2人で参加して、初対面の方4人と6人ひと組になってやったのですが、緊張して物も言えなくなる私でも気付けば活躍することができて、達成感がありました。

その後も謎解き好きが高じて、ダンガンロンパV3となぞともカフェのコラボ脱出ゲームにTRPG仲間と参戦しました。
全員が息の合った連係プレーを見せたので仲間の絆が一気に深まりました。こちらもすごく楽しかったです。

 

その帰り道ふと思ったのが、「学校現場にゲームを取り入れて学級開きや全校レクリエーションみたいな形にできないか」というアイデアでした。


初めて会う他人とコミュニケーションを取る能力、協調性、勉強にも活かせる推理力や判断力を養えるのではないかと、半分興奮気味に考えていたのですが、さすがに全校規模は難しいかなと。
学級開きはもしかしたらうまくいくかもしれませんが、児童生徒によっては受け入れてもらえない可能性もあるので、いったんナシの方向で考えることにしました。

 

じゃあどこで、どのように、何をやらせるかという話になりますが、私は「特別支援教育」と「国語教育」なら可能ではないかと考えております。

 

特別支援教育の分野では、自閉傾向のある児童生徒など社会性に困難を抱えている子どものために「友達と協力すること」や「自分の意思を話すこと」、「相手の意見を聞くこと」を教えられるでしょう。
ルールなどはどこまでも簡単にしていくことが可能なので、既存のシステムにハウスルール(独自ルール)を盛り込めば実現は無理ではないと思います。
実際に東京学芸大学TRPGサークルさんは社会性に困難を抱える児童生徒のために専用のTRPGシステムを作成したそうです。一回だけ遊ばせてもらったことがありますが、ハマる子にはハマると思いました。

 

一方国語教育ですが、TRPGとはちょっと違いますが「キャット&チョコレート」というゲームと相性がいいと感じています。
「キャット&チョコレート」とは、自分が引いたカードに書かれたアイテムを使って身近なピンチを切り抜ける方法を考えるゲームです。
詳細はこちらです→https://saikoro-table.com/2016/10/17/catandchocolate-nichijou/
これは柔軟な思考力や論理的に相手を説得する能力を身に付けるのにぴったりなんです。
相手のアイデアを否定せず聞くことや、自分なりのアイデアを不足なく伝えることなど国語に必須の技能を伸ばすのでは……? と常々思っております。
実際にやらせたことがないので、推測の域は出ませんが、どなたか興味を持たれた方実践してみてくれませんか……私も一人前になったらやってみます……!!

 

他にもロールプレイングの特徴を活かして、ホラー要素を極力減らしたクトゥルフなどで推理やモラルジレンマを体験させることなんかも可能だと思います。
物語を創作する側に立っても面白そうですね。自分の想像を使ってお話を作り上げられたら、子どもも達成感があって喜ぶでしょう。

 

いずれにせよ、人間生活を送るうえで必要になる思考力や判断力、表現力……つまり生きる力を涵養するのに役立つと私は考えます。
人狼ゲームを新人研修に取り入れている会社もあるくらいですし、高校生あたりは熱中するかもしれません……在りし日の私のように。
恥ずかしさが最大のハードルかもしれませんが、世界観に浸らせるだけの手腕があれば……きっと……!!

 

TRPGのプレイヤーとしても、教育者としても、もっと精進しなくてはいけないと実感した次第であります(笑)

 

今回のお話はここまでです、興味があればみんなでレッツTRPG!!

 

それでは、また。